梅干について

梅の健康効果はクエン酸の効果といえます。

毎日少しでも、からだ元気のパワーに梅のすっぱさを取り入れてみてくださいませ



梅干の保存方法は、主に塩分濃度で決まってきます。

塩には、高い殺菌効果や防腐効果があり、古来より色々な食品に活用されてきました。梅干はまさにその代表であり、漬ける際の目安にもなっています。

また梅干を取り出す際には手を直接入れず、清潔な箸を使用してください。

 塩分濃度18%以上のすっぱい梅

昔からのすっぱい梅干は、塩分濃度が18%以上なので常温(5度から25度)で保存することが出来ます。購入してきた梅干でも塩分濃度が18%以上であれば、未開封・開封後ともに常温で保存が可能です。いずれも梅干が乾燥してしまわないように、涼しく、湿度の低い、直接日光の当たらない場所でしっかりと密封して保存してください。こうした梅干は最低でも1年はもつとされています。とはいえ、開封した場合は賞味期限にかかわらず、なるべく早めに食べきって下さい。

 減塩タイプ

昨今では健康志向なども影響し、減塩タイプとして塩分濃度が10%以下のものも多く販売されています。これらには保存料としてビタミンB1が添加されています。こうした梅干は「調味梅干」と呼ばれており、酸っぱさが軽減され食べやすくなっています。

減塩タイプは食べやすいですが、その分塩分濃度も低く、また酸っぱさの原因である”有機酸”(身体に良いとされます)もおさえてあります。こういった梅干は、開封・未開封にかかわらず、必ず冷蔵庫で保存するように心がけて下さい。特に湿度の高い梅雨の時期や、気温の高い場所、食事中の箸などを通して雑菌が入り込んだ場合、カビが発生することも考えられます。

 冷蔵した際の保存方法と期間

 

塩分濃度が高い自家製などのものは冷蔵の必要はありませんが、市販のものは記載の消費期限を守って消費しましょう。

はちみつやかつお、昆布などが入っているものは、おおむね塩分濃度の低い梅干なので購入したらすぐに冷蔵庫に保存しましょう。

天然塩

曽我十郎のやわらかな果肉と酸味。天然塩の旨味を生かして、塩分濃度は18%に調整しています。常温で長期保存が可能です。

純しそ梅干

18%の塩分濃度です。しその色香りは食事のお供に、また胃腸のスッキリしない方はしその薬効で、消化促進いたします。

はちみつ梅干

曽我十郎の2L粒サイズを使用し、じっくり塩分を抜きます。はちみつで味付をしていますが、甘さは控えめですっきりと仕上げています。


小田原城の城主・北条早雲は、中国の烏梅(ウバイ)に着目し、自らも戦国時代の武将としてはとても長生きで88歳まで現役でした。薬効効果・老化防止・疲労回復に梅干を毎日欠かさず食していたそうです。謎多き歴史の中でも、事実長生きで、そして活躍されたことは小田原梅干の誇りでもあります。

ぜひ小田原にお立ち寄り、北条早雲像を見上げる機会がありましたら、梅干の歴史や健康効果の謎解きをなさってみてください。

北条早雲像は現在小田原駅西口にあります。